| クライアント | 青森県 |
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| 抱えていた問題点 | これまでニンニクの通年販売を可能にしていた「発芽抑制剤」に発がん性が指摘され、国内メーカーは発売停止を決定。そのため、短期間に売りさばくことが必要となり価格低下を招く結果に。 その一方、「発芽抑制剤」や「その他の薬害」が心配される中国産の安価なニンニクが大量に輸入され続けており、国内のニンニク生産者にとって大変厳しい状況に…。 問題解決のため弊社に協力要請をいただいた。 |
以前の研究受託の失敗データ※を元にニンニクへの応用を検討。
ある種の熱処理によりニンニクの品質に影響を与えずに発芽・発根を止める操作技術—「乾熱処理」を開発。
※弊社氷温研究センターにて、県内某JA様から、ニンニクの土壌障害の一種といわれている「イモグサレ線虫」対策の研究受託において、とある試験区において熱処理過程で植え付け後に発芽しないという失敗事例があった。

その後2年間、弊社の「乾熱処理技術」を中心にその効果の検証を各公設試験場で行い、その結果を受けて、弊社においては乾熱処理方法のさらなる完成度の向上に努めた。
さらに「乾熱処理」後の貯蔵法として、「氷温貯蔵法」が最も貯蔵効果を発揮することが判明し、「乾熱処理+氷温貯蔵」により、発芽抑制剤散布なしで周年販売が可能であることが検証された。
前後して、青森県においては国庫補助による「ニンニク対策事業として乾熱処理等に対する補助事業」を制度化し、県内主要ニンニク産地JAにおいては「乾熱処理施設」を導入した。これにより、青森県産ニンニクの1年を通した販売が維持された。
その他の対応として、各JAに「乾熱処理施設」は導入されたが、「青森県ニンニク発芽抑制剤対策会議」における各公設試験場での効果の検証と相前後していたため、その取り扱いと使いこなしレベルによる効果については、各地の栽培法の違いや土壌・生育条件等が異なり、それに伴いさまざまな問題点が発生。
このため弊社研究室において、各JAにおける取り扱い方法・運転設定とその効果等々の調査を行い、乾熱処理法とその効果の違いを詳細にまとめ「青森県ニンニク発芽抑制剤対策会議」に提出、県は「乾熱処理のための手引」を作成、各JAへの徹底を図ることにより、問題点は解決された。